11月5日(水)の紙面から


 964票差で鈴木氏が再選/田舎館村長選

 任期満了に伴う田舎館村長選は2日投票が行われ、即日開票の結果、鈴木孝雄氏(71)=無・現=が3299票を獲得し、見事に再選を果たした。佐藤隆司氏(64)=無・前=との差は964票。村の有権者は「小さな村の大きな躍進」をスローガンに掲げた鈴木氏を選んだ。村を二分しての戦いだったが、結果は前回と同じ大差という形で幕切れ。投票率は79.87%で前回より0.88ポイント下回った。

 1人欠員に伴う村議補選は、福地誠氏(56)=無・新=が初当選した。次点の田中鐘吾氏との票差は、わずかに29票。議席獲得に燃える意欲が有権者の心に届いた格好となった。

 鈴木氏の選挙事務所には午後10時23分ごろ当選の報が入り、当選を待ちわびた支持者たちの拍手と歓声で沸き返った。10時30分ごろ、鈴木氏が事務所入りし、両手を高々と挙げて満面の笑みで支持者たちに応え、応援に駆け付けた代議士、県議や選挙事務所関係者らと握手を交わした。


 烏城賞贈呈式、花嵐桜組の演舞も

 第16回津軽新報社「烏城賞」贈呈式は1日、黒石市のグリーンパレス松安閣で行われた。全国を舞台に活躍を続けるよさこいソーランチーム「AOMORI花嵐桜組」を率いる平川市出身・黒石高校卒の小野郁子氏=弘前市=に贈呈。「見ている人々に感動してもらえるよう頑張りたい」との決意を語った。

 午後3時半から行われた贈呈式には、鳴海広道黒石市長、北山肇黒石商工会議所会頭、須藤重昭黒石観光協会会長ら来賓と「AOMORI花嵐桜組」ら30人が出席。須藤倫行本社社長は式辞で、本紙創刊45周年を記念して平成5年に創立した「烏城賞」の趣旨を説明したうえで小野氏の功績を紹介した。

 須藤社長は小野氏に「烏城賞」と、元黒石商業高校教諭の大溝文清氏(黒石市)がデザインし、黒石市のマルサ佐藤製作所が製作した記念彫刻を手渡した。引き続き津軽みらい農協、青森銀行、みちのく銀行、あおもり信用金庫、東奥信用金庫、青森県信用組合、須藤善石油店が副賞を贈呈。これを受けて小野氏は「はじめ『烏城賞』が私でいいのかと思った」と感激した様子で語り「これからも青森・津軽にこだわり、見ている人々に感動してもらえるよう頑張りたい」との決意を披露した。

 祝賀会では「AOMORI花嵐桜組」の10人が、昨年の札幌「YOSAKOIソーラン祭り」のファイナルで第4位に輝いた「よされ恋慕情…」と、今年の「敬仰お岩木山…」を披露。また、メンバー1人ひとりが「いつまでもふるさとを大事に踊っていきたい」「ふるさとを表現し、みなさんに愛されるように」「踊ることができ、幸せ」などと決意を含めて自己紹介。小野氏を囲みながら歓談を続けた。


 5日付の主な掲載記事

□いきいき放談/田舎館村長選で再選、鈴木氏
□平川市尾上地区高砂クラブ女性部、恒例の喜寿者祝賀会

11月5日(水)のイベント

■青少年顕彰「津軽新報社賞」贈呈式=黒石市・松安閣―午前11時
■平川市離乳食教室=健康センター―午前9時45分
■藤崎町成人健康相談=常盤老人福祉センター―午前10時
■青森市浪岡商工会ホームページ作成講習会=同商工会館―午後6時(6日まで)